うつわの世界~お正月コーディネート① 黄金色を引き立てましょう!~
おせち料理の中でもひときわ輝きを放つ数の子の黄金色。きっとどんなうつわに盛りつけても、その存在感が薄れることはないでしょう。それならば、さらに美しく見えるコーディネートを…と、今回選んだのは久谷焼の文吉窯の向付です。 松をモチーフにしたかたちと双魚紋の絵。藍の濃淡やふわりと引かれたような線から、手描きのあたたかみが伝わってきます。数の子を2~3個盛っても十分な高さがあり、煮物やおひたしなどの汁があるお料理にも使い勝手がよさそうです。(このレシピの記事はこちら)
これに合わせる酒器は、古伊万里の染錦の徳利とぐい呑みです。ちなみに品名は「献上間取山水(けんじょうまどりさんすい)」。「献上」は、その昔“藩”などに献上されていたような、一般的には手にとれないようなもののこと。「間取り」は絵を入れる部分が窓枠のように縁取りされていることを意味するそうです。「山水」はいわゆる自然の景観のこと。この徳利とぐい呑みには、梅や松が描かれています。
ちなみに、こちらは徳利2本とぐい呑み5個の本酒器なので、家族や友人たちとも一緒にお酒を楽しめますよ。
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