暖かくなってくると、冷やしたおひたしが美味しく感じます。味や食感のスッキリ感は白のうつわにもりつけることでさらに引き立ちそうですね。ということで、白磁のうつわをセレクトしました。

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こちらは呉瑛姫（ご えいひ）氏の作品。この薄いピンク色、聞けば窯の中で釉薬に火があたってできた窯変（ようへん）によるものだとか。マットな質感なのは、灰釉と粉引が混ざったような釉薬をかけているからだそうで、高台のあたりの、ほのかに青っぽくなっているのが、おそらく灰釉の影響なのでしょう。

 これは本当に個人的に…なのですが、赤やピンク系の色のうつわを見かけると「あら可愛らしい」と瞬間に思ってしまうのです。この作品もそのとおりで、まるで花のような可憐さを覚えたのでした。

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