うつわの世界~真夏の夜・氷とガラスの小さな宴~
真夏の太陽の光を浴びながら一日を終えたテーブルに、さっぱりと冷たいおつまみとお酒があるのは至高ですね。氷を用いて盛りつける涼しいコーディネートの提案です。
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すだちを釜にして、ポン酢ゼリーをつめた一品、中には魚が詰められています。すだちの濃い緑とポン酢の色のコントラストをさらに映えさせるのは黒。こちらは三浦ナオコ氏の作品です。磁器に漆のようなツヤ感のある黒にざくざくっと入れた細かな氷がひきたちますね。
そして、酒器も氷と雰囲気を揃えて硝子のカップをぐい呑としておきます。こちらは高橋禎彦氏の作品で、吹きガラスで使われる“モール”という技法で作られているのだそう。波のように見える模様は光に反射するとキラキラ輝きます。それにしてもこのカップ、とても薄くて軽くて…手に持つのが緊張するような、しかし、すいすいと晩酌がすすんでしまいそうでもあるのです。
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ギャラリー宙(そら)
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