うつわの世界~漆(うるし)とガラスの美しさに惚れる~
菊花を混ぜて蒸した葛饅頭は、なんといっても花の黄色が見栄えのポイント。本格的な冬に向かうこの季節ですし、濃いめの色のうつわでシックにもりつけてみました。
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選んだのは、潤(うるみ)色の漆の折腰鉢。こちらは中野知昭氏の作品です。大きさは7寸ありますから、もう少しボリュームのある料理にも活躍してくれそうですね。赤でもなく、茶でもなく、絶妙な深みのある色と楚々とした漆の艶は本当に惚れ惚れしてしまいます。
さて、これに合わせた酒器は素材も色もギャップを楽しみました。こちらは谷口嘉(よしみ)氏のガラスの盃。形は八角…と思いきや九角です。縁には23金がほどこされているそうで、この輝きはうつわの漆と同様にとにかく上品。美味しい酒を少しずついただきたいような、そんな気分になります。
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