うつわの世界 ~芸術的「銀彩」の皿~
今回ご紹介するのはヨシノヒトシ氏のふたつの有田焼の皿。縁には淡いピンクやグリーンが施され、春から初夏のお料理を演出するにはまさにぴったりです。
色彩の美しさもさることながら、注目してほしいのはその質感。パッと見た目以上に、ところどころにざらっとした感触があります。加えてほのかにきらきらする銀色が見てとれるのです。
これは、もともと小石が入っている粗めの土をつかっているからだそう。さらに銀液を焼き付けることで、銀彩の上品な表情が出るのですね。
ちなみに、ヨシノヒトシ氏は30代の若手陶芸家。古典的な有田焼とは違うデザイン性の高い作品を多くつくられています。いわゆる昔ながらの伝統的なタイプも大変魅力的ですが、こういった新しい世界を覗いてみるのも、また刺激的かもしれません。
※このうつわを使用したレシピ その1
※このうつわを使用したレシピ その2
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