うつわの世界~硝子と木、そして漆のコーディネート~
これを太陽の光にかざしたら、それは綺麗にきらめくであろう琥珀色のゼリー。ならば、それを盛りつけるうつわは硝子が最適と、RyoteiStyleが選んだのは、草野啓利(くさのひろとし)氏のミニグラスです。
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エレガントなフォルムで、ワインを注いでもきっと素敵なこのグラス。吹き硝子でつくられたとのことで、じつは、底にはポンテ跡がすりガラスのようについています。(※ポンテ跡:硝子の吹き竿をはずした跡)。
さらに、スプーンをおいた硝子も草野氏の作品。同氏の硝子作品にはワンポイントなどで色を入れているものも多く、これはワイン色が取り入れられています。コロンとしたようなポテっとしたようなとても可愛らしい箸置きです。
そして、そのスプーンは飯笹信和(いいざさのぶかず)氏の作品。一本の木から成形して漆をほどこしています。スプーンの口の部分は溜漆(ためうるし)だそうですが、持ち手は拭き漆で木目が活きています。さらに、ギャラリーの方いわく、スプーンを置いたときに口が少し浮くようにつくられているのがポイントだそうですよ。
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田園調布いちょう
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