うつわの世界~鍋料理を愉しむうつわたち~
木の台と蓋がついた小さく薄い柳川鍋。この料理をいただくにあたって、取り皿と晩酌用のぐい呑をセレクト。テーマとしては、鍋のイメージに合わせて“少しだけゴツく”です。
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取り皿として合わせたのは、山本亮平氏の青磁の碗。見込みには繊細な絵がほどこされているものの、全体的に灰をかぶっているような跡が。聞けば、薪窯で焼いているとのことでした。釉薬によって変化した色も高台のちょっと荒々しさも特徴的です。
さて、酒器はあえて大きめのタイプを。こちらは中里花子氏のカップ。湯呑として使えそうな大きさです。じつは、これは2017年につくられたオリジナルの記念作品なのだとか。それが印されている高台を見ると、粗い土をつかっているのがよくわかります。加えて貫入も多く見られワイルドな印象が深い作品ですね。
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