うつわの世界~お正月コーディネート③ ワンプレートおせちをつくる~
“おせち”といえば、重箱に詰められたものが一般的。これをお皿でいただくのもなかなか素敵だと思います。今回RyoteiStyleJPで紹介したレシピを集めて、和風ワンプレートをつくってみました。
メインとなる皿は、何色のお料理でも美味しくみせてくれる黒の角皿。中原幸治氏の作品です。こちら、備前の荒土に織部釉をかけているのだそう。
織部釉といえば、緑色なのですが、土との相性によって黒になったのだとか。確かに明るいところで見ると、釉薬の縮れから緑色がのぞいています。
こういった平皿にただ盛りつけてもまとまりますが、少し変化がほしくなります。そこで黒豆はぐい呑みを皿がわりにしてのせてみました。
こちらは波佐見焼の利左ェ門窯の作品。銀彩がまぶしい華やかなうつわですが、裏を返せばレンガみたいな色の赤土と大胆な石はぜが楽しいギャップあるぐい呑みです。
ゆったりと過ごすお正月、おせちをつまみに飲むお酒はさぞかし美味しいでしょう。そのお供をするのは角皿に合わせた四角いぐい呑みと中原幸治氏の片口です。
ぐい呑みは、備前の陶芸作家・泉裕理氏の作品。穴窯焼成のため、備前焼としては赤っぽかったり黄色っぽかったりする色になるそう。スタイリッシュに線刻がほどこされており、和食器とも洋食器ともいえそうな、コーディネートするのが楽しい作品です。(中原幸治氏の片口の記事はこちら)
今回のコーディネートに登場したレシピは以下5種。和風ワンプレートにチャレンジの際は是非ご活用くださいね。
・黒豆煮(レシピはこちら)
・数の子の醤油漬け(レシピはこちら)
・スイートマロン(レシピはこちら)
・鶏みそ松風(レシピはこちら)
・手長海老の芝煮(レシピはこちら)
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