兵庫県の陶芸作家･廣政毅（ひろまさつよし）氏。いろいろなうつわをつくられているのですが、今回RyoteiStyleJpが特に心惹かれたものは偶然にも（？）小さな作品たちでした。

そのひとつがこちらの角皿。いわゆる豆皿よりほんの少し大きめでしょうか。白い土にほんのり色のついた釉薬がかけられており、中心の鹿の絵や周囲の雲柄、縁のドットなどがかわいらしく配置されています。
写真だとすべて見えないのですが、内側の縁4面にはそれぞれ一文字ずつ「天」「之」「美」「禄」（てんのびろく）とかかれています。簡潔にいうと“お酒は天からの授かり物”という意味だそうですね。

もうひとつの皿が、藍色で絵付された豆長皿。縁に描かれているのは菊の花だそうです。手描きのほっこり感に癒やされていると、ふいに目に飛び込んでくる内側底面のざらざらとしたもの。これは土の鉄分が焼いている間に浮き出てきたものだそう。それがまた良い味わいとなっているのです。

上記と同様に絵付されているぐい呑みもありました。皿は型をつかって成形しているそうですが、こちらは轆轤（ろくろ）をひいたものだそう。外側には規則的な模様が描かれていますが、線の幅はまちまちであたたかみを感じます。飲み口の内側にも、高台にも絵付がされており、骨董品の雰囲気も醸し出しているような、そんな作品です。

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※このうつわを使用したレシピ その1
※このうつわを使用したレシピ その2
※このうつわを使用したレシピ その3