うつわの世界～涼しくファンタジック ハシヅメミツコのガラス皿～
金沢でガラス作品をつくっているハシヅメミツコ氏。キルンワークという、石膏の型にガラスをつめて焼成する技法をつかっています。色ガラスの作品もあるとのことですが、今回は白いお皿を2枚ご紹介します。
一見、柄違いかしら？と思ってしまう白の半透明の皿、それぞれ違った作られかたをしています。まずこちらの作品はよく見ると半透明の気泡と白い粒の2種類がまざっています。
透明な部分は、粉ガラスに火が入ったときにはじけて空気が入った部分。白い粒はあらかじめ白色のガラスを混ぜているとのこと。きれいな白と透明（半透明）が混じり合っていて奥行きが感じられます。
もうひとつはギザギザの線模様が印象的な一枚。線刻がほどこされた石膏型に白い粉ガラスをつめて、その上に半透明のガラスを入れて焼いているのだそう。
そして、こちらは2回焼いているのだとか。最初は真っ平らな板状のものをつくり、別途ラウンド型のものをつくっておくそう。そして、ラウンド型の上に最初の板状のものを重ねて焼くと、少しだけ底面が落ちてゆるやかなカーブができあがるのです。
ファンタジーなお皿というには、どちらもシンプルに見えるでしょうか？ しかし、ここ
にお料理やお菓子、もしかしてアクセサリーや雑貨をあしらったとき、白い世界にふわっと素敵な空間ができあがるに違いないのです。
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ギャラリー宙（そら）
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